江戸に行った外国人!

世界の有名なスポットは、ホントに
行ってみたらこんなところだった!
というテレビ番組があります。

今朝は、「江戸はホントはこんな
ところだった!」というお話です。

基本的に江戸時代は鎖国時代ですから
日本に来る外国人は限られてます。
でも江戸時代末期の幕末になると、
けっこうヨーロッパからの来訪者が
増えます。

その一人に、ドイツの大富豪にして
考古学者のシュリーマンという人が
います。

子どもの頃に聞かされた、
ギリシア神話に出てくる伝説の都市
トロイアが実在すると考え、実際に
それを発掘して証明した人です。

そのシュリーマンが幕末の江戸を
訪ねて、それを旅行記に書いてます。

少し紹介します。

『日本人が世界でいちばん清潔な
国民であることは異論の余地が無い。』

好奇心旺盛な彼は、銭湯に行って
一緒にお風呂にも入ってます(笑)。
今でも日本に来る外国の方が、
「日本は清潔な国」とよく言いますが
江戸時代からの伝統だったのですね。

『日本人はみんな園芸愛好家である。
日本の住宅はおしなべて清潔さの
お手本になるだろう。』

どんな貧しい長屋の人々も、盆栽や
朝顔の鉢植えを飾り、暮らしの中に
季節感を取り入れて楽しんでいた
ことがよくわかります。
今でも日本人のガーデニング好きは
やはり江戸時代からだったのですね。

『この国には平和、行き渡った満足感、
豊かさ、完璧な秩序、そして世界の
どの国にもまして耕された土地が
見られる。』

幕末という緊迫した時代であっても、
庶民の生活は安定し、治安も良かった
こと、そして農業が盛んであった
ことがわかります。

人類史上初の100万都市であり、
完全なリサイクル社会を実現した
江戸で、人々は生活を楽しんで
いました。

寿司・蕎麦・うなぎの蒲焼・天ぷら
といった和食の基本形はこの時代に
確立しています。
和食は世界文化遺産になりました。

その江戸という時代を
「こんなの文明じゃない!」と否定し
これからが「文明開化」だ!と
スローガンを掲げた明治政府。

日本人の「根っこ」は何回か切られて
いるようですが、明治政府による
江戸の否定は、その一つであることは
間違いないようとです。

日本の歴史と伝統を見直すことは、
肯定的な自己イメージを持つことに
プラスにはたらき、
運気が良くなります。

次回をお楽しみに!

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