青い日の丸が国旗の国パラオ。
第二次世界大戦のころ、パラオには
南太平洋最大の日本人街があって、
5万人の日本人が現地人と一緒に
暮らしていました。
戦争が始まり、いよいよアメリカ軍が
上陸してきて本格的な戦闘が始まる、
その前に日本軍は現地の人々を、
強制的に避難させたそうです。
やさしかった日本の兵隊さんが、
いきなり力づくで現地の人を船に乗せ
安全な島へと送り出したのです。
とまどう島民たちが振り返ると、
最後に兵隊たちは海岸に並んで、
手を振って、笑顔で別れを告げました。
そして彼らは猛烈な戦いの後に、
ほぼ全滅しました。
終戦後、パラオの人々は戦争で
犠牲者となった人々を、ずっと慰霊
してきました。
本当の話です。
戦後70年の節目ということで、
2015年4月にパラオを訪問された
天皇陛下が、歓迎晩さん会で
以下のスピーチをされてます。
「先の戦争においては,貴国を含むこの地域において日米の熾烈(しれつ)な戦闘が行われ,多くの人命が失われました。日本軍は貴国民に,安全な場所への疎開を勧める等,貴国民の安全に配慮したと言われておりますが,空襲や食糧難,疫病による犠牲者が生じたのは痛ましいことでした。-中略-
この地域の人々が,厳しい戦禍を体験したにもかかわらず,戦後に慰霊碑や墓地の管理,清掃,遺骨の収集などに尽力されたことに対して心から謝意を表します。」
そのパラオは、1980年ごろに、
国旗を青地に黄色の日の丸風の
デザインに決めました。
青はパラオの青い海、黄色は満月だ
そうです。
お月様は、日の光を受けて輝きます。
このデザインにした理由をネットで
調べてみました。
日本の国旗を参考にしたという説と、
それを否定する説の両方があります。
どちらでもいいと私は思います。
日本とパラオには、長い歴史に基づく
友情と信頼の絆が結ばれていることは
間違いないことです。
Youtubeで「天皇陛下 パラオ」と検索
してみてください。
パラオの人たちが本当に嬉しそうに、
青と白の二つの日の丸を振って
天皇・皇后両陛下を歓迎されている
動画がたくさん見られます。
自分につながる親・祖父母、そして
ご先祖様を大切にすると運気が
良くなります。
どうか日本人の「根っこ」を大切に!
次回は、スーパー都市「江戸」の
ハイテク社会システムがテーマです。
お楽しみに!